夢のような、でも夢じゃなかった。(ウリュウ)
私も会期中、作品と、またアーティストの皆さま、スタッフの皆さま、そしてご観覧の皆さまと、ワクワクする空間を作るお手伝いを微力ながらさせていただくことができました。
私からも、心からのお礼を申し上げます。皆さま、本当にありがとうございました!
近代美術館での"はじまり"のイベントである搬入のレポートに続き、今日は"おしまい"の大イベント、搬出の様子のご報告です。
まだ最終日の余韻さめやらぬ11月20日(月)、搬入の日と同じようにアーティストさんや有志の皆さんが近美の搬入口に集まってきました。一部の作品は昨夜のうちに搬出されていたものの、なにより大規模な作品ばかりなので、今日もとにかく人海戦術。
最初に作業が始まった、会場入口で皆さまをお迎えした今村育子さんの『わたしのおうち』も、一時間ほどで解体されてしまいました。薄く黒くなっていたカーペットを見て、3,200名のお客さまがこの"おうち"を訪れたんだなぁ……と思うと、まだ搬出は始まったばかりなのに、なんだかしみじみとしてきてしまいます。
でも、感傷に浸る暇もなく、作品を外し、スポットライトを外し、少しずつ展示室は白い壁の空間に戻っていきます。搬入をお手伝いさせていただいた真砂雅喜さんのイチョウの葉と匂いに包まれた空間も、かすかな残り香だけがしています。
最後には再び、総出で壁の移動。次回の展覧会は展示ケースが多く使われるそうなので、あまり使われない壁をバックヤードに十数枚しまう必要があるのです。
連日の仕事で大忙しだった皆さんも、最後の力を振り絞り、そしてついに、展示室をもとのまっさらな姿にしてお返しすることができました。
何もない、がらんどうの展示室。
ここに14人の"最前線"をゆくアーティストの作品が並び、たくさんのお客さまがそれぞれの思いを感じ、楽しんで下さり、私たちスタッフもたくさんの出会いを楽しませていただきました。正直な話、本当にここに夢のような、でも、夢じゃない空間を作り出すことができたことに、ただただ感謝の気持ちです。
すでに私たちは、「これから」の話を始めています。
アートを発信する人も、受け止め感じる人も、みんなアーティスト。
『FMM』が皆さまと一緒に蒔いた種を、これからもご一緒に大きく育てていきたいと思います。
会期中の様子や今後の情報がアップされますので、Webサイトも引き続きお楽しみください!








